脳内イメージと実際のゴルフスイング


私がクラブを作ってもらったり、スイングを見てもらったりしている師匠が、横須賀の大谷部というところで、ハミングバード・スポルテ(HBS)という名前のお店を営んでいます。


悶絶はすでに6年も続いていました。

「もうやめたい、元に戻したい」と意を決して師匠に伝えました。

返ってきた答えは、「もう元へは戻れません」

 

定番のゴルフ悶絶記事です。

今回は、上記のヘッドの部分「もう元へは戻れません」の経緯も含めて、当時師匠へ送ったお礼のメールが見つかりましたので、皆さんにもご披露したいと思います。

(尚、このメールは、師匠のブログにも掲載されました)

2016年05月23日

これまで色々とご教授いただいたことに、心から感謝申し上げます。

振り返れば、私は、2009年9月から悶絶を始めて、6年半になります。最近になって、やっと悶絶の闇を抜け出ることができたようです。

スコアはどうでも良いことだという心境になっております。

ここまでくれば練習場に通わなくても、ラウンドを重ねることでスコアも付いてくるのではないかと思えるようになりました。(後注:これが間違いでした。😅)

最初のクラブを作っていただいてから数えると、すでに20年を超える長いお付き合いになりました。

以前と違い、最近ではよりゴルフをする時間が取れるようになってきましたので、ゴルフを楽しむ環境がさらに好転しております。



先日師匠にも言われた通り、「もっと早くレッスンに通っていれば、2年くらいで

悶絶から脱することができたのではないか」と後悔しています。


でも、世間の90%のゴルファーのように、このゴルフスイングを知らずして、あの世に行くとしたら、もっと大きな後悔となっていたことでしょう。


昨年は、7月にスコットランドへ行く計画を立てていましたので、悶絶を克服して、Linksの強い風の下を通すような、低いボールを打ちたいというイメージが膨らんでいました。

「もうそろそろ、なんとかなるさ」と多寡をくくっていたのですが、5月になっても一向に変化がなく、切羽詰まっていました。

「もう普通のクラブに戻そうか!」

というくらいの気持ちになっていたのですが、

師匠から「もう後へは戻れません」ときっぱり言われ、

反論できなかったことを思い出してています。

素直になって、5月末から週1回、5週連続で、クラブを3本くらい背中に背負ってとぼとぼと自宅から歩いてHBSに通いました。

後注:この時のレッスンは、アフターサービスと思っていましたので、お金は払いませんでした。🙂)



師匠から直接アドバイスをいただいて、「クラブヘッドを下に振ってはダメ」ということを、言葉だけで理解していました。


脳内のイメージと自分の動きが大きく乖離していることに、

今更ながら気づかされました。


気づいた後でも、正しいイメージをつかむのに半年以上を要しました。

(後注:これは、2022年でも頻度は減りましたが、続いています😂)

今だに、無意識にヘッドから先に動かそうとしてしまう、自分に気がつきます。(気がつくようになっただけでも良しと思っています。)


スコットランドでは相変わらずの状態で、現地の友人は若い頃グラスゴー近辺では鳴らしたらしく、普段はいろいろアドバイスしてくれるのですが、

「悪いけど、今は絶対教えないで」と頑なに断って、ひとり悶絶を続けるほかは、なす術がありませんでした。


その友人の誘いで、友人の可愛いお孫さん二人と一緒にホテルの隣にある9ホールのコースでラウンドして練習しましたが、一向にヘッドの下振りを止めるイメージがつかめませんでした。小さなウサギが同情して見守ってくれていたことが忘れられません。

 

横須賀のドライビングレンジは、早朝から10時くらいまで、毎朝盛り上がっています。

あちらこちらに数人のグループがあって、早朝から巷では、主流派の”振り子”スイング理論が大音量でところ構わず飛び交っています。

傍若無人に、野球のバットをブンブン振り回したり、細長いシャフトのようなものを

大きな音を立てて振り回したり、アイアンを3本も持って振りまわして、準備運動している輩が大手を振っています。


見えなくなるほどの高度を競っているグループもいます。


私は寂しくこの雑踏?の中で、黙々と真逆の理論を頭に浮かべながら、

半年間、コツコツと7番アイアンのアプローチ風ドリルだけで精進していたのです。

フルスイングは、しばらく封印しました。

私はいつも、彼らの興奮が冷めた頃を見計らって、ドライビングレンジに出かけて行き、

90分コースでお昼過ぎまで300~400の球を転がす日々を過ごしました。

週末にはHBSまで歩いて、一週間の成果を見てもらうのですが、「少し良くなりましたね」という師匠の言葉に半ば喜び、半ばがっかり、、、

これを約1か月続け、スコットランドから帰った後も週3~4回の90分アプローチだけ続けました。

すると徐々にですがブログに書いてあったことが、字面ではなく、体の動きのイメージで頭に浮かんでくるように感じられるようになってきました。

アプローチをある程度ものにできてから、トップまで上げたクラブをどう始動して良いかが最後の課題でした。

「ちょっと押すだけ」なのですが、どの方向に押せば良いのかがわからないのです。


結局右手の甲を上にして、右ひじで上げていく時に、ヘッド(左手の甲)がボールを見ていなければならないことに気づいてから、全ての謎が解けたような瞬間を迎えました。

方向なんか最初から決まっていたのです。

でも、振り子信者には、こういう当たり前のことが理解できなかったのです。

4月上旬にまた、

同じことを指摘されるのを覚悟して、もう一度HBSの門を叩いた時、いつものように師匠の愛犬のラブちゃんが歓迎してくれました。

その時には追加でパッティングの肘使いというのか、パッティングは振り子にしていないつもりだったのですが、パッティングも無意識のうちに振り子になっているのを、直してもらいました。

あとは実践のみというところまで、こぎつけたという実感も得られました。

一つ一つ挙げると長くなり過ぎてしまうので省略しますが、ヘッドを振らないスイング、パターの肘使い、バンカーでのヒールを下にすることなど など

昨今はこれまでに教えてもらったことが、一旦体に染み込んでから、しみ出し始めたように感じられるようになってきました。

先日は、パターもグリップから動かすようにすると気持ち良く転がって真ん中からカップインさせましたし、それと同じ感覚でチッピングをしたところ、

8番アイアンのチップインを、2度も成功させました。

バンカーは、ヒールが低い状態でインパクトを向ければ、必ず出ますので、

バンカーセーブも何度か成功しています。

現状では悶絶前の飛距離を回復した程度ですが、もっと余分な力を抜いていけば、もしかしたら6年間のブランクを覆せるような予感を感じています。

日本のゴルフが絶滅してしまう前に、残りの人生を存分に楽しみたいと思っています。


最後の言葉は、嘘偽りのない私の気持ちです。

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