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私のセルフコーチング体験①

更新日:2022年8月12日

私の人生で、節目となるようなゴール達成について恥を忍んでお話しします。


スコトーマ(心理的盲点)

高校に入学した頃の私には、「大学へ行く」という意思はありませんでした。その高校を選んだのは、「あなたの成績では、この高校ね。」

中学の担任の先生は、こんなぶっきらぼうな言い方ではなかったかもしれませんが、その時の私は「自分は頭が悪いから、諦めるしかない」というような諦めの感覚を覚えた記憶があります。


今コーチング(認知科学)理論を持って振り返ると、典型的なドリームキラーにスコトーマを作られたということになります。


もちろん当時先生がそうやって助言してくれたのは、生徒が高校入試に失敗しないようにするための県全体の仕組みだったので、個人的に先生がどうのこうのというつもりはありません。

親が自営業だったので、高校を卒業して家業を継ぐのかな〜という位の感覚です。「大学受験は俺には無理」という漠然とした感覚でした。まさにブリーフシステムと言えます。




私のWant to

話は変わりますが、中学校のころに中古のコンポーネントステレオをもらいました。もらったコンポーネントステレオを楽しむために、レコード店(当時レコード専門店があった)に行き、その頃持っていたお小遣いを叩いて、3枚のレコードを買いました。

  • ベートーベンの交響曲第6田園LP版、

  • ビルエバンスのインタープレイLP版、

  • 由紀さおりさんの夜明けのスキャットドーナツ版でした。

もう当時のオリジナルのレコードは残っていませんが、これらの曲は今でも懐かしく聴いています。


この中でもビルエバンスは、JAZZにはまる入り口になったのですが、この時はレコードのジャケットだけで選んだのです。ブリーフシステムは一切ありません。これは誰かから薦められたわけではなく、ほとんど先入観なしに購入しました。

何度も何度もこのレコードを繰り返し聴いているうちに、「インタープレイ」(=掛け合い)の魅力に惹かれて行きました。その後これがJAZZの醍醐味なのだとわかり、次に買ったレコードはほとんどJAZZのレコードでした。



ドラムは小学生の頃から、従兄弟が持っていて、彼の家へ遊びに行くのはドラムを叩かせてもらうのが私の目的でした。スティックをもらい、家で毎日夢中になって練習していました。5年生の頃にはバスドラムとハイハットのペダルには、足が届かなかったのですが、ストロークはかなり上達して、ロール打ちもかなりできるようになっていました。これもWant toの力です。


一つショッキングな事件がありました。

小学校5・6年生では、通常鼓笛隊を編成します。私はストロークの練習を積んでいましたので、「小太鼓は僕に任せてくれ」と、先生から任命されるのを満を辞して待っていました。しかし、成績の良い子しか鼓笛隊に入れてもらえなかったのです。

多分「自分は大学に入れない」というスコトーマはこの時の思い出が最下層にあったのだと思います。


Want toでJAZZ研を目指す


私が大学を目指すようになったのは、ラジオである大学のJAZZ研の演奏を聴いたのがきっかけだったと思います。「大学へ行くとJazzができるんだ」と強く思ったことを記憶しています。

振り返ると結果的に、「Jazzをやるために大学に行く」という私のWant toをゴールに設定したことになったと思います。


それからは親を説得して、「大学に行く」ことを理解してもらいました。

JAZZがやりたいからとは一言も言いませんでした。これもコーチング(認知科学)を勉強してわかったのですが、「ゴールは誰にも打ち明けない方が良い」を無意識に実践したことになります。

親には「勉強したくなったから、大学に行かせて」とだけ言いました。これを否定する親はまずいないと思います。


それからは友達との会話などからも大学入試に関する情報が私の耳に届くようになり、友達と一緒に模試を受けたり、夏のセミナーに出かけたりしました。認知科学では、スコトーマが外れてRASがオープンし、「大学入試」に必要な情報が自然と脳に入ってくると言います

ただ思い立ったのが高校2年生の終盤頃でしたので、現役時代には目指すJAZZ研のある大学のレベルに達することはできませんでした。


親に相談して1年間浪人をさせてもらうことになりました。

1年間でなんとしても目指す大学に入学するために、私がやったことは下記の通りです。

  1. 午前中に予備校に通い、午後は自習する

  2. 大学の側にある予備校に入って大学の雰囲気を味わう

「人はコンフォートゾーンにいるときに好パフォーマンスをあげる」と言います。サッカーで言うホームとアウェイの関係で、ホームでの試合ではリラックスして良い結果を出すということです。たまたま大学のすぐ近くの予備校だったので、敷地もほぼ大学の一部のような近くにあり、演劇部の大学生が発生練習をしている声を聞きながら予備校の授業を受けていました。


たまたまではありますが、私がやったことは、Want toからゴールを設定し、ゴール側のコンフォートゾーンの中にいたと言うことです。


大学受験の時の成功要因を、コーチング(認知科学)で説明するとこのようなことになります。



私はこれらの経験とコーチング理論で、皆さんにWant toのゴールを見つけてもらい、その達成に向けて、プロコーチとして仕事をして参ります。ぜひお声掛けください。

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