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情報空間のプロセスカイゼン ⑧ 設計者の頭の中に存在する知見

更新日:2022年5月29日

苫米地博士の著書の中に、下記の文章があります。


「私の考える製造業は、前途したゲシュタルト構築そのものです。ばらばらに存在するものを統合して、新たなゲシュタルト=全体を創り出すこと。すなわち、付加価値を生み出すこと。現代の製造業の範囲は、そこまで広げて考えるべきでしょう。」『圧倒的な価値を創る技術[ゲシュタルトメーカー]』(苫米地英人 著)


トヨタの製品企画で、CE(チーフエンジニア)がまさに、博士の仰るような役割を果たしています。


CEだけでなく、

TPSの世界でもカイゼンの基本的な考え方=ムダ取り

                    付加価値だけにするということになります。


つまり、「お客様の満足を達成する」ことがあるべき姿であり、それを付加価値と考えています。


したがって、付加価値以外ものを全て取り去ること

                    =付加価値だけにするという意味になります。


設計者の脳の中をイメージしてみます。



「キャンプを楽しむ子供連れのファミリー」をターゲットとして捉えたとします。

設計者それぞれは、パーツごとの設計図をアウトプットします。


「キャンプを楽しむ子供連れのファミリー」という情報に、個々の役割を持った設計者の脳の中にある情報を付加することで、必要なパーツの設計の集合が出来上がるわけです。


製造工程で部品を取り付ける動作の一瞬が付加価値です。

それ以外の動作には付加価値はありません。


設計者の脳の中をイメージしていただいてお分かりいただけたと思いますが、

製品の情報に付加される、絵の中では黄色のが付加価値です。

それ以外は付加価値ではありません。


こうやって抽象度をあげて見てみると、物理空間のカイゼンの知見が、

情報空間でも適応できることがお分かりいただけると思います。


脳の中も、ゴールに向かうために必要なものと不必要なものを分けることができれば、カイゼンは成功します。


私はこれらの経験、トヨタの問題解決と認知科学コーチング理論で、


あなたの未来を描くお手伝いをします。


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