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RASの働きは、コンシャスアクセスの前段階の脳内の情報のより分け

更新日:2022年5月29日

(認知科学)コーチングでは、無意識を書き換えることがゴール達成の有力な手段です。

私は「意識の研究」を勉強することによって、無意識の書き換えの方法などのコーチング理論に加えて、私なりのやり方を考えていきたいと思っています。


この一連のブログ記事は、私の勉強ノートです。

 

昨日の記事で「周囲にあるたくさんの無意識情報を意識に上げるメカニズム」をコンシャスアクセスと説明しました。コンシャスアクセスは、意識状態の活動です。


その前段階のお話です。

私たちの記憶は、意識に上がる可能性がある情報沢山あります。

また、外部からの新たな情報もたくさん入ってきます。


このような状況による情報オーバーロード を回避するために、脳システムの多くは、ある種のフィルターを備えています。 (オーバーロード:情報過多のために必要な情報が埋もれて、意思決定が困難になる状態)


認知科学コーチングではRAS Reticular Activating System 網様体賦活系 (もうようたいふかつけい)と説明されています。


「私たちの脳は、自分にとって関係がないと思っていることは、脳幹にあるRAS(網様体賦活系)のフィルターが遮断し、情報を情報として受け取りません。

つまり、 RASの働きによって、あなたは自分にとって関係あると思っている情報しか受け取ることができなくなっているのです。

『まずは親を超えなさい!』(苫米地英人 著)より


脳は、毎秒、4億ビットの情報を処理していると言われています。

そのうち処理される情報は、わずかの2000ビットだそうです。

残りの情報の99.9%は処理されて消えているそうです。


対象となる情報が心をとらえ、私たちが言葉や行為によって伝えられるようになるとき、人はそれを意識しています。


無数の潜在的な思考のなかで、私たちが注意した一部が意識に到達するにすぎません。


脳は不要な情報をふるい落とし、目的に応じて、たった一つの意識の対象を分離します。


膨大な潜在的な思考対象の全てを、まず意識の力で選り分るとしたら、思考するための時間がなくなってしまいます。


注意は気づかぬうちに作用し、本人がその事実にまったく気づいていなくても、情報を密かに増幅したり、もみ消したりします。


今回はRASと意識・無意識がつながりました。


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