賑やかな Wick Golf Club


私がクラブを作ってもらったり、スイングを見てもらったりしている師匠が、横須賀の大谷部というところで、ハミングバード・スポルテ(HBS)という名前のお店を営んでいます。


悶絶はすでに6年も続いていました。

「もうやめたい、元に戻したい」と意を決して師匠に伝えました。

返ってきた答えは、「もう元へは戻れません」

 

2008年にスコットランドに一人で旅行しました。

スコットランドは2度目でしたが、スコットランドへの一人旅ははじめてでした。


St Andrewsに到着して真っ先にジュビリーコースのスターター小屋へ行き、3日間有効のチケットを買いました。


スターターの勧めに従って、St Andrews近郊に在住の3人のパーティに入れてもらいました。


そのうちの一人はハディキャップ6と言っていました。他の2人も上手でした。

その頃の私のハンディは7.8でしたが、彼らは私より遥かに上手でした。


彼らは、ティーショットの時に3番ウッドを使って低いボールを打ち、

グリーン近くではパターを使ってアプローチショットをしていました。

私がいつもやっている方法とは全く違っていました。


その年は雨が少なかったからか、土が堅くしまっていました。

私はアイアンショットで違和感を覚え、次第に調子が崩れて行きました。


初日から自分が自分でなくなってしまったような状態に陥ってしまいました。

翌日は朝からキングスバーンズでプレイをしました。キングスバーンズは、

St Andrewsから車で20分かかります。


ここでも土の感覚は掴めませんでした。なにか違和感がつきまとっていました。


午後にはSt Andrewsに戻り、再びジュビリーコースにチャレンジしました。

しかし、とても惨めな結果が待っていたのです。


その日はキャディバッグにボールを6つしか入れていませんでした。

でも、考えように寄っては、6つも入っていたとも言えますが、このコースでは6つでは足りませんでした。


結果は、すべてのボールを使い果たしてしまい、肩をすぼめてクラブハウスの駐車場に戻りました。


ゲストハウスに戻って、宿の奥さんのジャッキーにこの話をしましたところ、

彼女は「ジュビリーは長くて狭くて難しいのよ。」と慰めてくれました。

彼女の優しさには、感謝しました。


こんな目にあっても、私はまだLinksを嫌いになりません。

また、何度でもプレイしたいと思っています。


2017年夏 8月12日(土)

ドーノックを拠点に、さらに北側にあるリンクスを訪ねました。


今回は、私の大学の後輩に当たる人がやっている旅行社にスケジュールを立ててもらいました。


大手電力会社のカイゼン教育がピークとなり、 毎月、自宅と福島、自宅と新潟を往復していました。


今回の旅の最北端、ウイック。8時に朝食をとり、9時前には車に向かったのですが、NAVIの入力が思うようにいきません。


ボルボのNAVIは入力が面倒で手を焼いています。一時間近く悪戦苦闘してゴルフ場が特定できないまま市街を目指して出発しました。


インバネスから北に向かうA9という道路、進行方向右側には北海が見えます。ウイックまでは64マイルあるはずです。


この地の人たちはかなりなスピードで疾走しています。時速60マイルくらいで走らないと後ろから煽られてしまう。途中で何度も路肩のパーキングに入って、後ろから追いかけてくる車をやり過ごしました。

ウイックの近くまで来たところでNAVIを操作してみると、近隣の目的地をジャンル別にでインプットする機能がついていることがわかりました。


ゴルフ場で検索してみると、Wick Golf Courseが見つかりました。


A9から海側に入り、両側に丈の高い草が生えている一本の農道のような道を進んでいくのですが、途中で対向車がやってきたら、どちらかがバックするよりほかにありません。

もちろん舗装はされていません。


5-600メーターほど狭い道を走ると海の近くにクラブハウスが見えて来ました。


クラブハウスの前には小さな練習グリーンがあり、小学生くらいの女の子が熱心にパターの練習をしていました。


スタータ室と思われるところに行って、「今日ラウンドさせていただけますか?」と聞くと、「今日はジュニアの試合があって混んでいるんだよ」と一番権威のありそうな人が言いました。


オジサンたちの間で何か、会話が始まりました。彼らはすこし、しかめ面をして話をしているように感じました。


もしかしたら、予約が通っていなかったのかな?と思いましたが、その予想は見事に的中してしまったようです。


「今日はプレイはできないよ」と言われたことは理解できました。


私が「困ったな」としか言えずにいると、トーナメント表を見せてくれました。

今日は、地元の人達の大きな試合が入っているようでした。




すると近くにいた女性がその人に何か意見をしています。多分私をラウンドさせてあげようという意見を言ってくれているようです。


地元の人たちの会話は、私の英語力ではほとんど顔色だけで想像するより他はありません。


そうこうするうちに一番権威のありそうな人の口から、11:40という言葉が聞こえました。


この人たちは東洋から一人でやって来たゴルファーを失望させませんでした。

ありがたいことです。


スタート時間まで40分ほどあるので、ビールでも飲もうとクラブハウスい入っていきますと、全体的にフレンドリーな雰囲気です。みなさんが声をかけてくれます。


クラブハウスのレストランは飲み物をていきょうしているだけでした。

主に土日に営業しているようです。今日が土曜日だったので、冷たいビールにありつくことができました。


10分前になったので、バッグを担いて先ほどのスターターのところへ行きました。


一人の年配の人が親切にグリーンフィーの払い方を教えてくれました。


黄色のタグを渡され、タグの下にミシン目が入っており、切り取り部分に名前を書いてお金と一緒に封筒に入れ、糊付けしてポストに投函するという仕組みです。オネストという仕組みです。


旅行会社からオネストの説明は受けていましたので、説明が理解できましたが、もし事前にオネストの概念が頭に入っていなかったら、何度も説明を繰り返してもらうことになったのではないかと、後から一人で苦笑しました。


ラウンドしていると、前に3人の女性がプレイしていましたが、私をみるとスルーさせてくれました。なんとさっきクラブハウスで、私のラウンドを実現させてくれたの女性でした。

行きがアゲインスト帰りはフォローの風が吹いていました。


距離がうまくつかめませんでしたので、少し手こずりましたが、アプローチだけは結構ピンに寄っていきました。


ラウンドしていると、たくさんのジュニアゴルファーに出会います。


親御さんがついているチームもあります。質素で素朴なLinksですが、これだけ人が入っていると普段の雰囲気とは随分違っているのではないでしょうか。




ジュニアゴルファーとその親が振りまく雰囲気は、学校なので感じる一種独特な感覚です。


上の写真では子供は一人も写っていませんが、これらのバッグひとつに、一組の親子がついてリンクスをにぎやかに歩いている光景は、それだけで場の雰囲気を変えてしまうものです。


わたしは、折り返し地点のティイーングエリアにあったベンチに腰掛けて、さっきの騒動を振り返りました。「これも旅の土産だな」と独り言。


私はこの記事のタイトルを「賑やかな Wick Golf Club」としましたが、おそらく地元の皆さんの肌感とはちがっていることでしょう。


たぶんこれが平日だったとしたら、こんな騒動は怒らず、Wickの印象は全然違ったものになっていたはずです。


いろいろありましたが、ゴルフができて幸せでした。


ドーノックホテルへの帰り道で、次にラウンドする予定のブローラとゴルスピーを確認して帰って来ました。もうNAVが機能しなくても大丈夫です。


ウイックのTESCOに入り、 ワインとりんご、トマト、スコーンと水を仕入れました。




美しいリンクスを眺めながら。スコットランドの長い夏の夜にのんびりと歩くのはとても気持ちの良いものです。


数年前に来たときには、ドーノック周辺のLinks についての知識は殆どありませんでした。


ネッシーで有名なインヴァネスより、更に北にあるということだけで、私の頭の中では、更に遠方にあるというイメージが増幅してしまいます。



ワインを飲んでから、ドーノック周辺を散策します。


数年前に仲間と来た時に着替えをした駐車場はこの写真の右手にありますが、きれいに舗装されていました。

石垣の前方になる建物が、

裏側から見たロイヤルドーノックのクラブハウス。

わたしは、この風景が好きです。


この奥に、Champion Course、そして右斜め前方にStruie Courseがあります。


海岸はStruieのさらに右手に広がっています。


こんなにリンクスの近くで生活ができたら、言うことありません。

スコットランドには、このような素晴らしいところがたくさんありますので、何処が一番かと尋ねられたら、困ってしまいます。


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