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認知的不協和②:コンフォートゾーンのギャップから生まれる

更新日:2022年5月29日

昨日に続いて、認知的不協和についてもう少し考えてみます。


コーチングでは、ゴールを設定してゴールの臨場感を感じると、

人は矛盾を感じて不愉快な気持ちを感じると言います。




認知的不協和は新しい事が起こるたびに、日常でも普通に起こっていることでした。


新しい事が起こったり、新しい情報に接すると、現状の知識、意見、行動との間に、一時的な不協和が発生します。




新しい事と言うのは、今までに完全に慣れ親しんでいると言うことはまず考えられませんので、日常茶飯時に不協和が存在しています。


暮らしの中で、二者択一なんてことはよくあることです。どちらかを選択した瞬間に認知的不協和が起こることはわかりました。


例えば就職先を選ぶ時、2つの会社のうち良いと思った方を選ぶと同時に、もう一つを捨てることになります。


捨てることにした会社にもたくさんに魅力を感じていますので、そこに矛盾が生まれ、必ず認知的不協和が起こるのです。


認知的不協和の大きさについてはどうでしょう?


A社とB社二つの要素の間の不協和ですが、二つのうち重要だと考えているA社の方が大きな影響を与えます。

  1. 決定の重要性は不協和の大きさに影響を与えます。

  2. 不協和の大きさは、選ばなかった選択肢の持つ相対的魅力が関係します。

  3. 不協和の大きさには、二つの選択肢の認知的重複の程度が関係します。


このイメージ図で想像して見てください。

二つの選択肢の間の認知的重複が大きいほど決定後に生じる不協和は小さい。

現状 VS "A"  と 現状 VS" B" で見てください。


(楕円をコンフォートゾーンと見ます)



重複がなく隔たりが多ければ多いほど(現状 VS "A")認知的不協和は大きくなります。


(コンフォートゾーン)に大きな隔たりがあればあえるほど、認知的不協和が大きくなる


それでは、認知的不協和を感じたらどうすれば和らげる事ができるのでしょうか。

  1. 決定をAからBに変更する、もしくは取り消す。  但しこれは、単に不協和な認知要素と協和的な要素が入れ替わるだけです。  根的な解決策にはな理想もありません。

  2. 選択肢に関する認知を変える。  もう一度Bに関する良いイメージを落とすように試みてみる

  3. 現状とAとの認知的重複が成立するように双方に対する認識を変えてみる

現状とAとBの関係ですからこうなります。


しかし、コーチング的にはそれぞれの概念を変えることより、


Aがゴールだとすれば、Aになってしまう。

続く

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