カイゼン活動は、製造工程から始めることがほとんどです。
工場の生産性が上がらない。
なんとか工場の稼働率を向上させたい。
そんなトップの問題意識から、カイゼン活動が始まります。
早速、製造工程の生産性のデータを見てみますと、
ものすごくばらついています。
(ここでは、生産性=実績工数➗標準工数・・低い値ほど生産性が良いとなります)
赤丸で囲んだ、製番の生産性は、皆80%を切っています。
これが1製番だけでしたら、たまたまということもあり得ます。
しかし、「これは何か宝の山が隠れている」と思って、
該当する製番の背景を辿ってみました。
すると、この製品は同じ顧客が2機種同時に発注する場合が多く、
赤丸の製番は、同じ顧客で連続受注した2台目であることがわかったのです。
誤欠品なし
設計図面の間違いなし
製造の習熟
上記3つの要因のうち、1と2は、製造の要因ではありません。
前工程の問題だということがわかりました。
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