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執筆者の写真Hatsuo Yamada

脳画像処理で、脳という広大な宇宙と無限の可能性が見えてくる

更新日:2022年5月29日

私は二つの事を同時にやろうとする時に、これまでの自分の経験では、

「二つのことを同時にできている」と漠然とですが、思っていました。


皆さんも二つくらいなら、同時にできると思っていますね?


最近の認知科学では、人間は二つの事が同時にできないということがわかってきてしまったようです。私は少しショックを感じています。


実際は私たちの心は二つのことを同時に知覚できていないということです。


つまり、一方が意識にのぼっているあいだ、他方は待ちの状態になるということです。


これがわかるようになったのは、現代の脳画像技術により、無意識の刺激が脳内のどの部位にまで達し、正確にどこで止まるのかを調査することができるようになったということなんです。



私はMRIという言葉を聞いたことがある程度でした。MRIは漠然と医療用に活用しているということくらいの知識しかありませんでした。


「最近は脳画像技術で色々なことが見える様になった」という文章に接しても、実はMRIと重ならなかったのです。


これもスコトーマにブロックされていたという例になると思います。

(無知だっただけだと素直に認めるべきかもしれません)


でも、この情報を認識することができたのは、

古いスコトーマが外れてRASが開いたからであると見ることもできます。


これも認知科学コーチングを学んだからだと、感謝しています。

このような情報が脳に飛び込んでくる多くの体験をしています。


MRIでは、生体内の様々な情報を取得することができ、脳の構造のみならず機能までも計測することが可能なのだそうです。


このMRI技術を用いて、発達・疾患の評価・機序解明、さらには行動・認知・言語・感情などの心の解明までも期待されており、基礎・臨床医学は言うまでもなく、神経科学(ニューロサイエンス)・心理学・工学・社会学・言語学・神経経済学(ニューロマーケティング)といった幅広い領域で、すでに実践されているそうです。


MRIも含めて、脳画像解析によって、具体的には次のようなことが分かるそうです。

  • 疾患のある方、子供/大人、スポーツ選手など)では、脳のどの領域で容積あるいは脳血流がが低下/増加するのか

  • 年齢、性別、遺伝子、重症度、神経心理などと相関する脳領域がどこか

  • 運動、行動、認知、言語、感情などの課題解決で活動する脳領域がどこか

これからは、脳画像解析から得られるこれらの知見と、基礎研究の知見を統合することで、脳という広大な宇宙と無限の可能性がもっと見えてくるということです。


今後の発展に大いに期待したいと思います。






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