脳は非常に長く伸びた軸索を持ったニューロンで構成されています

「意識の研究」(スタニスラス・ドゥアンヌ)を学ぶことは、コーチング理論の理解をさらに深めることができます。

「無意識の書き替え」などにおいて、独自の味をつけていきたいと勉強しています。


この一連のブログ投稿は私の学習ノートです。今回は、無意識、意識に続くテーマ

「意識のしるし」を書いていきます。


無意識に関する記事(41件の目次)は、ここです。

意識に関する記事(12件)は、ここです。

 

脳内の一つ一つの神経細胞はとても単純な作業しかしません。

しかし、人間の脳は神経細胞が何十億という数で集まり繫がり合うことで、「自己」という意識や高い知能が発現する仕組みになっています。


柔軟に情報を共有するためには、それぞれが遠く離れ、特殊な機能を持つ皮質領域を、一貫した役割へと結びつるような神経構造が必要です。


グローバル・ニューロナル・ワークスペースは、ニューロンの長距離結合によって支えられていると考えられています。


すでに19世紀後半には、スペインの神経解剖学者サンティアゴ・ラモン・イ・カハールが、脳細胞の特異性について指摘しています。


皮膚を構成する細胞とは異なり、脳は非常に長く伸びた細胞、すなわちニューロンから構成されています。長い軸索を持つニューロンは、長さがメートル単位に及ぶという、細胞としては独自の特徴を備えています。



運動皮質のたった一つのニューロンが、特定の筋肉に指令を送るために、非常に遠く離れた脊髄の領域まで軸索を伸ばしているケースもあります。


カハールは、皮質では長距離投射を行なう細胞が密集し、二つの大脳半球の表面を覆う薄いマントを形成することを発見しました。


ピラミッド状の神経細胞は、皮質から脳の後部や他方の半球に向けて軸索を伸ばします。

また、軸索は寄り集まって、直径数ミリメートル、長さは最大で数センチメートルの線維の束を形成します。


すべての脳の領域が、等しく十全に結合し合っているわけではありません。

たとえば一次視覚野(V1) などの感覚野は、近隣の領域と少数の結合を保っています。


低次の視覚野は、V1領域は第一にV2と、V2はV3およびV4とやり取りするなどのように、階層制があります。


視覚ニューロンは、最初は網膜からの入力情報の一部を受け取り、全体的な構図に対する「気づき」もなしに、比較的隔離された状態で処理をしています。

このような情報のやり取りのために、情報はモジュール化されます。


しかし、次元の高い皮質連合野まで到達すると、一対一接続の隣接領域との結合でなくなり、認知作用のモジュール性もなくなっていきます。


長い軸索を持つニューロンは、脳の前部に位置する前頭前皮質にもっとも多く存在します。


これらの領域は、大規模な中枢として、つまり脳の主要な相互接続センターとして特定されてきました。


また、相互に緊密に結合しており、領域AがBに情報を送る場合、BはAにも送り返します。

長距離神経結合は三角形を形成する傾向を持っています。


たとえば、領域AがBおよびCに結合していれば、BとCも結合しているような場合が多くあります。


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