私がクラブを作ってもらったり、スイングを見てもらったりしている師匠が、横須賀の大谷部というところで、ハミングバード・スポルテ(HBS)という名前のお店を営んでいます。
悶絶はすでに6年も続いていました。
「もうやめたい、元に戻したい」と意を決して師匠に伝えました。
返ってきた答えは、「もう元へは戻れません」
先日友達と東富士カントリークラブでゴルフをした時に、悶絶クラブのピッチングウエッジのグリップの部分が折れてしまいました。
グリップは、ゴムでカバーされています。そのゴムの部分は、数ヶ月前に取り替えたばかりなので、外観は全く変化していないのですが、持ってみると、中のカーボンシャフトが、ゴムの中で折れています。
私は、ドライビングレンジで練習するときに、ピッチングウエッジで、アプローチの練習を一番多くしますので、ついに耐えきれなくなったのだと思います。
早速私は、このクラブの製作者、私のゴルフの師匠でもあるHBSに報告しました。
「そのクラブは、(危険だから)使わないでください」と一言返ってきました。
「とても使える状態じゃないですよ」「それより、先日注文した新しいクラブはいつ頃できそうですか?」(私はこれが聞きたくて、電話をかけたのです。😉)
「まだ、部品が入ってきていませんので、もうしばらくお待ちください」とHBS。
残念ながら、まだ1〜2は月かかりそうです。
今使っているクラブはすでに7年経過していますので、新しいクラブが待ち遠しい。
ピッチングウエッジを最後に使ったのが、クラブが折れたことに気づいた前のホールのグリーン横からでした。
その最後のアプローチショットは、素晴らしい感触だったのを覚えています。
ランニングアプローチですから、パターのように使うのですが、右の肘から上の部分で持ち上げて、グリップから先にボールに向かって動かしていくことで、心地よいあたりが生まれます。この時は、ホールから5インチくらいまで、ボールを寄せることができました。
良い感触でした。
このブログを書いている今日もゴルフをしてきました。私のキャディバッグの中に入っているクラブは12本です。グリップが折れるほど使っていたクラブの存在の大きさを、改めて感じています。
2018年の夏。スコットランド Irvineでのゴルフの旅も最後になります。最終日はTurnberryで締めくくる予定でした。Turnberryは数年前にDonald Trumpの所有になっています。
コースの上の丘の上に、豪華なホテルが隣接していて、素晴らしいところです。
残念なことに、今後はTurnberryでThe Openの開催はしないことになったというニュースを読んだ記憶があります。
日本からインターネットで予約をしたのですが、ホテルでの宿泊が条件のようでしたので、私は丘の上ではなく、ホテルからクラブハウスに続くスロープのところに、数棟並んでいるコテージを予約しました。
クラブハウスの駐車場から、道路を隔てたところにあって、私の部屋はクラブハウスの正面にあります。
予約した時点から3ヶ月くらい経過していましたので、私はコテージを予約したことを忘れていました。その時はホテルの建物の中の客室に宿泊するのだと勘違いしていました。
私は「私の部屋は、あのエレベーターを使う必要はないの?」とフロントで場所を尋ねてしまいました。
「あなたの部屋は、このホテルではありません。あの崖の下です。」という説明が、すぐに理解できなかったという笑い話も作ってしまいました。
私の無意識が、「ホテルの客室に宿泊する」という思い込んでいたためです。
Turnberryには、Ailsaコースと、King Robert the Bruce、Arranの3つのコースがあります。AilsaとKing Robert the Bruceは、Champion Courseです。
日本からは、Ailsaを予約しました。
午前中に、IrvineのHarbour Lightから、Turnberryまで Jが送ってくれました。
丘の上のホテルのフロントにチェックインした後、クラブハウスへはホテルの人が車で送ってくれます。
まだスタートまで時間があったので、ショップでお土産を物色して、レストランでコーヒーを楽しみました。
今日はものすごい風が吹いています。
スターターに、「物凄い風だね!」と声をかけました。
「3クラブプラスすると良いよ」
「えっ?3クラブも?」
私は、眉に唾をつけながら、(日本では信じられないことに対してこういう表現をします)
『大袈裟なやつだな』と私は内心思っていました。
いやいや彼の言ったことは大袈裟どころか、まさに正しいアドバイスでした。
アゲンストの風では、3クラブプラス。フォローでは、3クラブマイナスです。
前の親子連れのプレイヤーに近づきすぎないようにゆっくりとプレイを進めていきました。
海の方に目をやると、お椀をひっくり返したような小さな島が見えます。
これがAilsa Craig島です。Ailsa は、Turnberryのコースの名前になっています。私がラウンドしているコースの名前です。
ゴルフをしている時には、「かわいい形の島だな」と思っただけでしたが、後で調べてみると、あのカーリングのカーリングストーンの原材料となる石は、この島から採掘されているそうなのです。島全体が、カーリングストーンに見えなくもないですね。
今は無人島ですが、船で島に渡ってカーリングストーンを採掘する産業がこの島に関係があったとは、思ってもみませんでした。
ゴルフを楽しんでホールを進めていくと、だんだん白い灯台に近づいていきます。ゴルフをしながら、見え隠れする灯台は目につきます。
ついに灯台の手前のホールをプレイして、ホールアウトすると、一人のおじさんがが待っています。
私のプレイを観戦しているわけでもなく、それでも私の方を見ているようです。
グリーンから次のホールへは、右手に行くのですが、その反対側に白い灯台があります。
ここまできたから、中を覗いてみたいと思っていると、そのおじさんが私に声をかけてきます。
「あの灯台でおやすみしませんか?」
灯台の中は、カウンターがあって、スナックのようになっていました。
私が入っていくと、人組の方々が楽しそうにお話をしながら、休んでいらっしゃいました。
そのほかに、散歩の途中で立ち寄ったと見られる方もいらして、和やかな雰囲気でした。
私はワインをもらい、一杯飲み干してから、彼らに挨拶をして次のホールへ向かいました。
強風の中で、耳に風の音がゴーゴーとなっている中で、ひとときの憩いを味わいました。
ラウンドを終了して、コテージでシャワーを浴び、しばし休憩。
この後、今晩のスケジュールを決めていませんでした。
どうするか?
丘の上のホテルのレストランか、それともGirvanの街に繰り出すかの2択です。
Turnberry付近の街に興味がありましたので、Girvanを散策してみることにしました。
タクシーを呼んでもらい、ゴルフコースから南に行ってみることにしました。
土地勘のある方なら、この選択はしないと思います。
私はパブやレストランのある、賑やかな街を想像していたのですが、海辺の住宅地で、1件あったレストランもクローズしていました。
街を歩いてみると、1件のパブが空いているようでしたので、入ってみましたが、私の英語力ではコミュニケーションは成立ぜず、ビールを1杯飲んで、周囲の方々に笑顔を振りまいて退出いたしました。
これがこの年のスコットランドでの最後の夜でしたが、Girvanの街を歩き回って、足が棒になっただけで終わりました。もう少し調べておけばよかったと後悔しています。
翌日は、King Robert the Bruce コースをラウンドして、ヒースローから日本へのフライトというスケジュールです。
この翌朝は、King Robert The Bruce Course をフランクというお茶目なキャディさんと、2時間07分で、18ホールをプレイした記録を作りました。このお話は、このブログでお楽しみください。
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