私たちは、常識的に時間は流れるものだと感じていますが、どうも違うようです。
(もしかしたら、私だけかもしれません😄)
アインシュタインは、下記の引用のとおり「過去、現在、未来というような区別は、頑固で執拗な幻想以外のなにものでもない」と手紙に残しているそうです。
「アインシュタインは、イタリア人の親友、ミケーレ・ベッソが亡くなったとき、ミケーレの遺族に次のような感動的な内容の手紙を書きました。
『ミケーレは、私よりも少し早く、この不可思議な世界から旅立っていきました。でも、それはなんら意味のないことです。私たちのように物理学を信ずる者たちにとっては、過去、現在、未来というような区別は、頑固で執拗な幻想以外のなにものでもないことがわかっているのですから』」
『すごい物理学入門 (河出文庫)』(カルロ・ロヴェッリ 著, 竹内薫, 監訳 関口英子 訳)より
余談ですが、この著作『すごい物理学入門 』は、全くの物理音痴の私にも分かりやすく書かれていますので、物理の基礎知識を得ようとする方にはお薦めです。
東洋哲学では、古くは釈迦の思想を研究するグループであるアビダルマと呼ばれる仏教哲学での古くから「時間は過去から未来へと流れているのではなく、未来から過去へと流れている」と主張しているようです。
このように現在では、物理学者も哲学者も、「現在」が宇宙全体に共通するという考え方は幻想であるという点で一致しています。
時間は過去から未来へと流れているのではなく、未来から過去へと流れています。
情報空間においては、すべての未来も過去も、現在と同時に存在しています。
もう少し正確に言うと、未来も過去も現在に含まれています。
ですから、時間の流れはどちら向きにも説明できると言うことができます。
人間は紀元前4000年頃(約6000年前)から文字を使い始め、時間と空間を超えた抽象思考ができるようになりました。文字の“発見”によって、人間は情報空間への臨場感を強め、アクセスしやすくなったのです。
不連続なものを飛び越えられるのが生命現象であるということです。
生命でないものは、ひとつの時間と空間に閉じ込められてしまいます。
時間と空間が流れているのは、生命だけなのです
私たちが熱が出ると汗をかいて熱を下げるのは、人間の体の恒常性を維持する
ホメオスタシスという機能があるからなのです、これは宇宙全体にも働いていて、
私たちはその宇宙の一員です。
恒常性を維持される感覚を時間と読んでいるのです。
時間の流れは脳の中で流れています。
あなたの脳に流れています。
未来の記憶を作って、それを現在に引き寄せることで、
あなたのミライをカイゼンできます。
Kaizen your Future
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