2021マスターズで日本人初優勝を飾った松山選手。
優勝の影にはコーチのサポートがあったようです。
私は今年のマスターズをテレビで観戦していて、
「松山くん、表情が穏やかだな」と感じていました。
そして「ついにコーチがついたのではないか?」と思い、ネットで調べてみました。
案の定、目澤秀憲さんという方がチームに加わったということを知りました。
この記事(目澤秀憲がチーム松山に迎え入れられた理由とは)を読む前には、スイングコーチではなく、(苫米地式・タイス式)プロコーチがついたのではないかと想像していました。
目澤コーチのプロフィールには、「大学卒業後渡米し、日本に数名しかいない、アメリカのレッスンプロの資格TPI(TitlistPerformanceInstitute)レベル3を取得。という方でした。」とありますので、目澤コーチはいわゆるスイングコーチでした。
中嶋常幸プロが数年前にTV中継の中の松山プロへのインタビューで、「そろそろコーチをつけたほうが良いと思う」とアドバイスしていたことを記憶しています。
優勝が決まって、「松山英樹マスターズ制覇、中嶋常幸プロら実況・解説陣が号泣⇒もらい泣きする人が続出」ということになったのでした。
中島プロといえば、マスターズをはじめとして、海外でも活躍されていますが、私は個人的にすぐに思い浮かべてしまうことがあります。
"Tommy's Banker"をご存知でしょうか?
セントアンドリュース界隈だけでなく、反対側のスコットランド西海岸でも、私を日本人だとわかかると、地元のゴルファーは"Tommy's Banker"を連想するようです。
セントアンドリュースでは、もう一組みの親子のTom Morrisがあの広場の主のようなオーラを今でも発している感じがします。同じTommiなので中島さんの知名度は現地ではさらに高くなったのではないかと思います。
スコットランド・セントアンドリュース・ニューコース(下の写真)で一緒にラウンドした現地のゴルファーは、私がバンカーで苦戦しているのを見て、"Tommy Nakajima!!"と大きな声をあげました。それだけゲントでは有名にはなりましたが、中島プロはさぞ悔しい思いをされたに違いありません。
スコットランドとジョージア、場所は違いますが、日本人のゴルフへの挑戦には世界各地で色々な歴史が作られてきました。
話を松山プロに戻します。
松山プロはこれまでキャディ、トレーナー、通訳のチーム松山に新たにスイングコーチを加えて、新しい体制で優勝を勝ち取ったわけです。
キャディの早藤くんも、18番でピンを戻してコースに一礼する姿は世界中で反響を呼びました。「感覚的な部分も私にフィードバックしてくれる」と松山プロが評価していると聞きます。
目沢コーチの指導にも松山プロは
「自分の新たな発見などにいろんな意見を出してくれた。今までとは違う感じでプレーができていた」とコメントを残しています。
私は全般的にこのチームに、マインドの温かさ・穏やかさを感じます。
コーチングの世界にフォーカスしてみると、松山プロはこれまで、「セルフコーチ」でやってきたのですが、今回初めてコーチをつけたわけです。もちろん技術的なサポートも十分な効果を発揮したと思いますが、パーソナルコーチングの効果が大きかったのではないかと考えていました。
ゴールを設定して、ゴール達成のためのエフィカシー(自己能力の自己評価)をあげるというコーチングのコアな部分は、セルフコーチングでは時間がかかるかもしれませんが可能なことです。しかし、コーチ(認知科学を十分に習得したコーチ)がそばにいると、実現が確実に早くなるのです。
苫米地式マスターコーチの青山さんが、セルフコーチングとパーソナルコーチングについてYOUTUBEで公開していますので、ぜひご覧ください。
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