意識にとって重要な、言葉はゴシップを伝えるためにあるという説があります。

「意識の研究」を学ぶことで、自分なりの無意識の書き替えなどのコーチング理論について考えたいと思います。


この一連のブログ投稿は私の学習ノートです。

無意識に関する記事(41件の目次)は、ここにあります。

 

「意識は、厳密に言えば人と人を結びつけるネットワークにすぎない。それ以外に発達の必然性はなかった。孤立した野獣の種であった太古の人類には、そんなものは必要でなかったはずだ。」

フリードリッヒ・ニーチェ『悦ばしき知識』(1882)

われわれ人間が、意識した情報は、個人の頭の中に留まっているわけではありません。

意識した情報は言語によって、心から心へと伝達されていきます。


人間が進化する過程で、社会的な情報共有は、意識の基本機能の一つになりました。

ニーチェの言う「野獣の種」は、数百万年にわたり、非言語的なバッファーやルーターとしての意識に依存していたのだと思います。



人間だけが、意識の状態を伝え合う高度な能力を発達させたのです。

ある個人に生じた意識の状態は、非言語的な身ぶり手ぶりに加え、言語の力によって、迅速に他者に伝達できます。


意識による情報の社会的な伝達は、新たな計算能力をもたらしました。



人間は、ただ一人の心のみに利用可能な知識ではなく、複数の視点の対立、さまざまなレベルの専門知識を獲得することや、知識の源泉を多様化できるようになりました。


一片の情報について言葉で表現できなければ、その人がその情報に気づいているとを、他者は認めません。

人間が心の内容を表現することは、意識がある場合にのみできることなのです。


もちろん、私たちは自分の意識的な思考を、つねに正確に表現できるという意味ではありません。


意識は、言語で表現可能な範囲をはるかに超えてものごとを認識しています。

私たちが、絵画、雄大な自然の風景や、乳児の表情の変化などを見たときの体験は、言葉では表現し尽くすことができません。

だからこそ私たちは、これらの体験に魅了されるのだと思います。


言語を活用することで、自分の考えを、他者と共有することができるようになります。

言葉や身ぶりは、脳の緩慢なコミュニケーション経路を開くところまでが役割です。交換される情報は一秒間に40~60ビット程度の速度です。早いとは言えません。


そのため人間の脳は、一連の凝縮されたシンボルで構成される短い文字列に圧縮したうえで、情報を社会的ネットワークへと発信します。


あなたの主観的な心のイメージを、そのまま他人に伝えることに何も意味はありません。


相手が欲しいと思っているのは、あなたが見ている世界の詳細な記述ではなく、

真実と思われる世界の諸側面の要約、客観的かつ半永久的な統合情報なのです。


これが意識の主たる役割なのです。


しかし、これに対する反論は、下記のようなものがあります。

  • 言語は、某ハリウッド女優のゴシップを伝えるなど、些細な情報を伝える目的に用いられている

  • 会話の2/3近く(大多数)は、その種の社会的な話題に関するもの


(次回は、上記の反論が実験により否定されたことを説明していきます)


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