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情報空間のプロセスカイゼン ④ アジャイルとトヨタ式 ボタンの掛け違い

更新日:2022年5月29日

皆さんはリーンという言葉をご存知でしょうか?

トヨタ式は知らなくても、リーンなら興味ある!知っている!というかたも

大勢いらっしゃるかもしれません。


Lean Enterprise Instituteという組織があります。

この組織がリーンを世界に広めた組織です。

その中心人物の一人が、ジョン・シュックで、トヨタの工場総務・人事系の人だと聞いています。


内容が非常に工場寄りになっていて、説明がだいぶ粗いです。

その結果、アジャイルをはじめ、派生物もいろいろ乱暴になっています。


(例えば)スクラムマスターの説明では、「servant leader」と言っていますが、このサーバントリーダーというのは、具体的なイメージとしてトヨタの量産工場の班長・組長から着想を得ています。

これはちょっとひどいですね。

アイデア出しの手法そのものを、プロセスにしてお茶を濁しています。


海外でトヨタは、そもそも「TPS+Gemba QC」と説明されていて、肝心な部分が欠落しています。

これがすなわち「リーン」と説明されたためなのですね。


この「リーンの欠落」が本家の肝心な部分を落としたまま、アジャイル・スクラムというようにどんどん派生して、デザインシンキングにも影響があるようです。


この後はフォーラムで詳しく議論できれば良いと思っています。


例えばGEでは、Six sigma, lean six sigmaときて、リーンスタートアップとデザインシンキングをなんとトップダウンで全社展開で推進してしまったようです。

今GEの業績は低迷してしまっています。


リーンの源流に遡ると、

「Toyota=TPS+gemba QC= “Lean”」がそもそもの間違いでした。


トヨタの工場は「Toyota=TPS+gemba QC= “Lean”」なのですが、

トヨタの全体は、「TPD+TPS+TQM」でできています。


        製品開発・・・・・・LPD≠TPD

        会社全体・・TPS+gemba QC ≠ TPD+TPS+TQM


TPDとTQMの肝心な部分を知らない人たちが、それをLeanに織り込まず、

LPDを作り、そこからさらにアジャイルを作ってしまったようです。


ちょっと余分ですが、私の感覚を言わせていただきます。

日本では、QCサークルをうまく活用できなかった経験から、

TQMといってもなかなか理解していただけません。

本来は、M→Managementなのですが、本当に理解して

ちゃんとやっている会社は少ないと思います。

でもここを経営者がわかっていると、格段の差が出てきます。


アジャイルは、ソフトウエアという製品を開発する手段ですが、

TPD(トヨタ製品開発)とTQMを無視したまま、無理矢理製造現場の仕組みを土台に

製品開発プロセスにしてしまった訳です。


ここまで読んでいただいた方は、

「TPD+TPS+TQM」とは何かを知りたいと思っていらっしゃるのではないでしょうか?


勿体ぶるわけではありませんが、この続きは後日お話しいたします。


GAFAが真似した、トヨタの製品開発(予告)

現在、世界を席巻するアップルやグーグルなどアメリカの巨大IT企業GAFA(Google, Apple, Facebook, Amazon)はトヨタのCE制度を徹底的にベンチマークし、プロダクトマネジャー制度として導入し、大きな成果に繫げていることは意外と知られていない。

『トヨタ チーフエンジニアの仕事 (講談社+α新書)』(北川尚人 著)より

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