生産計画グループが、日常業務に時間がかかって困っていました。
何が問題か? 工数のデータを収集して分析してみると、
営業への生産情報(製品のスペックなど)が遅く、
間違いも多いという結果でした。
私は、生産計画作成業務について、彼らがどう考えているかを
議論することを勧めました。
実態は営業からの情報をもらい、それをそのまま製造に伝えるだけ
関係者でじっくり議論
我々の役割はなんだろう?
現状我々は右から左に情報を流しているだけ、営業に催促する時間がムダ!
営業が直接製造とやれば良い
初めは、このような意見が出たそうです。でも・・
『生産計画の役割をじっくり考えてみて』と言われたことを思い出しました。
ちょっと待って、我々がやっている業務には何か意味があるはず
製造が混乱せずにものづくりをできる環境を作ることじゃない?
営業の情報が遅いから、催促だけが仕事だった
我々が催促して情報を引き出しているんだから、製造の役には立っているんじゃない?
いや、製造はギリギリになって流れてくる情報にうんざりしている
さっきなんて言った? それが答えじゃないかな?
製造が混乱せずにものづくりのできる環境を作ること
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それじゃあ、「我々は役割を果たしていなかった」ことになる
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コーチング的には、スコトーマが外れた瞬間
こうやって営業を活動に巻き込んで、
「月度生産計画の作成ー管理業務の改善」活動が始まりました。
3ヶ月が経過、成果報告会資料の検討です。
ドラフトのストーリー
「営業からの情報のタイミングについて営業と調整して、
30hの効率化を達成しました!」
これを聞いた私???
スコトーマが外れたと思っていたが、元に戻ってしまった。
活動をもう一度振り返ることを薦めました。
もう一度やってきた活動を振り返ってもらいました。
やはり一度外れたスコトーマは外れやすくなっています。
「一番大事なことを記載していませんでした。すぐ直したいと思います。」
発表資料に時間をかけるのはムダと言いますが、一概にそうとは言えません。
これで一件落着。成果報告会では、トップから良い評価がもらえることでしょう。
この活動を通し、営業ともウインウインの関係が築け、
部門のコレクティブエフィカシーが向上しました。
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