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執筆者の写真Hatsuo Yamada

心、脳、マインド、内部表現、ブリーフシステム

更新日:2022年5月29日

「コーチングとは、マインドの使い方を教えることです」


「脳」と「心」私たちは普段の会話でこれらの言葉を使い分けていませんか。

「脳」と言われると思わず頭の中身をイメージしますが、「心」は心臓のあたりをイメージすることが多いのではないかと思います。

認知科学では「マインド」も含めて、この3つの意味は同じです。



認知科学に至るまで、

行動心理学に基づいた心理学では、脳の働きを入力と出力で解明できると思い「こんな刺激(入力)を与えたら、こんな結果(出力)が出た」という関係を実験により解明しようと多くの実験を繰り返しました。


しかし、何もわからなかったのです。

人間の心をブラックボックスにしてしまい、その中でどんなことが起きているのか、どんなプロセスがあったのかには、目をふさいでしまったのです。


認知科学はこうした問題意識から始まりました。「人間には心があるのですよ」というのが、認知科学の出発でした。



例えば、ATMにキャッシュカードを入れたら、お金が出てくる、人間に「1万円ください」と言ったら1万円くれたというのは、どちらも外部のファンクション(機能)です。  




その内部は、人間の認知過程で認識するのでお金を出すのであり、ATMならプログラムの過程でいろいろ複雑なシステムがあってお金が出てきます。その内部の複雑なシステムを認知科学では「内部表現」と呼ぶのです。


タイス式のコーチングでは、「ブリーフ・システム(Belief System)」という言葉を使います。認知科学に馴染みのない方には、内部表現と言うより、ブリーフ(信念)のほうが馴染みやすいのではないでしょうか。


私たちは生まれてから自分の外部からの情報を記憶して、ブリーフを蓄積してきた結果が今の自分の心なのです。


私たちが普段考えずに無意識にとっている行動と判断(Habit & Attitude=行動性向)がブリーフであり、その行動を決めるシステムのことをブリーフ・システムと言います。


このブリーフ・システムは、

  • WORD(言葉)、

  • PICTURE(五感としての画像)、

  • EMOTION(情動記憶)

の3つによってつくられます。このすべてがセルフトークに入り、自己イメージがつくり上げられます。


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