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執筆者の写真Hatsuo Yamada

工長のあるべき姿とは 後編

工長の使命は下記の通り明確になった。


  1. 仕組みの作成・改善

  2. 組長の人材育成

  3. 部・課間を横断する課題の改善

検討の結果、187時間のうちの37%が工長の使命に該当する業務であったが、63%は工長がやるべき業務でなかったことが判明した。


組長についても工長との重複はあったが、業務ごとの目的を明確にした上で、無駄を徹底的に排除した。

その結果、定型的な業務は45%で、残りの55%を人材育成と標準作業の一層の充実に充てることができるようになった。


まとめ

  1. 今回の改善では、管理監督者の役割・使命を明確にして、やるべきことを整理することで真の問題(ムダ)が見えてくることがわかった。

  2. 現場のマネジメントは標準作業を確立することで、工程が自律的に動けるようになり、組長が日常に追われることなく、監督できるようになる。

  3. 標準作業の重要性を認識した上で、さらに改善していくこと(仕組みを維持・発展させる)が、工長の役割として重要。

  4. 工長も組長もお客様にとって付加価値の高い業務にウエイトを置いて、より良い高品質な製品づくりに専念する。

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