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報・連・相 と 命・解・援

更新日:2023年3月28日


ネットを眺めていたら、こんな説明に出くわしました。あるコンサルタントの方の説明です。


報・連・相

「たとえ好ましくない情報でも、部下から上司に対して気兼ねなく報告・連絡・相談できる風通しの良い職場環境を整えるべき」という「上司側への戒め」であり、「報連相ぐらいやれよ!」と部下を叱咤するための言葉ではない。


ちょっと乱暴ですね。


報連相だけに限定して話をしてしまうと、このような一方的な説明になってしまいます。


どうも、命・解・援のことを常識と思っていない人が意外に多くいます。


人材育成とは、部下に課題を与えて、部下が課題を解決するまで、責任持ってフォローするということです。


上司の存在意義とは、これ以外に何がありますか?

部下が出してくれた成果が、そのまま上司の成果になります。


コーチングで、上司が部下にコーチしてはいけないという意味もここにあります。


このブログでもご紹介していますが、「トヨタの問題解決」研修はまさに、これを実践してもらう教育になっています。


この研修を受ける前段階として、受講者は上司と相談して、この研修期間を通して解決する課題を決めます。


受講者自身がいつも認識している課題があれば、

部下は上司に「これを解決したいのですが、いいでしょうか?」


上司も部下の積極的な意志は尊重しながらも、

「うん、だったらもう少し目線を上げて、ここまでやってみようよ」と指示します。



さらに上司は、解説と援助のタイミングを見計らって適宜コミュニケーションをします。


お互いに信頼関係があれば、部下は課題解決の進捗を報告・連絡します。


そして、もし壁にぶち当たった時には、躊躇なく上司に相談を持ちかけるのです。



先ほどの先生は、このような世界しか見たことがないのだと思います。

「これやっといて」

「あれどうなった?」

「まだできないの?」

「いつになったらできるの?」


上司が一方的に部下をフォローするとこうなってしまいます。


ブラック企業では、もっと下品な言葉を使っているのかもしれません。


しかし、ブラックとまでは行かない企業でも、このような上司は結構いるものです。


まずは、

上司が部下に先にやるべきことは、命・解・援です。

  • 「命令」:上司は部下に対して、業務内容等について正確に命令する

  • 「解説」:上司は部下に命令する際、 その意図を部下が納得できるように具体的かつ明確に解説する

  • 「援助」 :上司は命令を出すだけでなく、部下がその業務をきちんと遂行できるように教育等の援助をする


報・連・相は、それを受けて部下が上司に対してやるべきことです。

  • 「報告」:仕事における上司からの命令・指示等を受けて、部下が業務に取り組む際、その進捗状況等を上司に報告する

  • 「連絡」:業務遂行に支障を来しそうなこと等について、部下は自分の意見・憶測を含まず、客観的かつ速やかに上司に連絡する

  • 「相談」:業務の遂行途中で、 自分だけで判断するのが難しい時に、部下は上司にその対処の仕方等を相談する


報・連・相は、先ではありません。上司が命・解・援をしないから、報・連・相が返ってこないということなのです。


当たり前のことです。


「たとえ好ましくない情報でも、部下から上司に対して気兼ねなく報告・連絡・相談できる風通しの良い職場環境を整えるべき」ということしかいえないコンサルタントでは、この先心細いですね。


このかたは、二項対立で、上司が悪いといえば済むと思っています。

そんな簡単なことではありません。


上司の側から、命令→開設→援助をするのが、本筋です。


この人は、あるべき姿を知らないまま、コンサルタントの仕事をしているとしか思えません。本当に情けないと思います。


命令→開設→援助をすることで、報告、連絡をしようというモチベーションが生まれて、会話がつづいていきます。


困った時に、命・解・援をしてくれた、上司の顔が思い浮かんだら、「相談」をしようという気持ちになります。必ずそうなります。


コミュニケーションは、当たり前ですが、こちらから投げかけたものに、何が返ってくるかということです。


そしてまた、優しく投げ返すのです。課題が解決するまで続けるのです。

甘やかせと入っていませので、誤解しないでください。


「よくやったね。」を最後に言えるような関係が普通なのです。


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