私の知り合いがこんなタイトルのブログを書いて、FBで紹介している記事に出会ってしまいました。
「人の話をちゃんと聞けない人」の問題は、意識とかテクニックだけでは解決できないかもしれない。
この記事に対してコメントすべきかどうか少し躊躇しましたが、やんわりとコメントしてみました。
彼は、すぐに理解できないと思います。私は無視されて嫌われるでしょう。でも良いと思っています。
「人の話をちゃんと聞けない人」が問題だと言っています。
決めつけてしまっています。たくさんの同意があったとも言っています。
認知科学コーチングでは、RAS(網様体賦活系)という、コーチなら誰でも理解しているおなじみの概念です。
コーチングの常識です。
私は、昨年コーチになりましたが、20年も前の話にこのことに出会っていました。
会社で部下を持ってしばらくしてから、色々と上下のコミュニケーションで考えさせられました。
私は、悩んだ末に結論として、
「人の話をちゃんと聞けない人」
→「人の話をちゃんと聞かない人」
→「普通の人」
と思うようになりました。
自分も以前は、そうでした。
「お前まだ解っとらんな」とよく言われたものです。
それから、自分では考え方が、同じレベルにならないと、コミュニケーションは成立しないと言うことがわかりました。
同じプラットフォームに立って初めて、コミュニケーショkは成立するものなのです。
私はその頃の経験により、少し前進できました。
ある面ではこれも正しい見方です。
しかし、コンフォートゾーンとRASの概念を理解すれば、全て理解することが可能です。
人はコンフォートゾーンにひき止められるものです。
そこから抜け出すことは、簡単ではありません。
昔は、「思い込み」と言う言葉で理解していました。
だから、カイゼンは「現状否定」から始まると言います。
人間の脳は、内臓などに比べると比較にならないくらい進化してしまいました。
人間の脳が100%活動するためには、とてつもなく莫大なエネルギーが必要になります。
それに比べて、人間の内臓は豚と同じレベルで止まっているそうです。
そのために、RASが働くと言われています。
脳が過剰なエネルギーを消費しないように、フィルターを設けて、活動を制限しているのです。
これがRASの機能です。
少なくともトヨタのTQMでは、
「人の話をちゃんと聞かない人」=「普通の人」
だから、腹に落ちるまで説明するのです。
コーチングでは、ゴールを共有します。
そうすると、個人のコンフォートゾーンは、ゴールに近づいて、現状を覆っているベイルは解消します。
TQMでも、ビジョンを設定して、個人の課題までのつながりを明確にして、腹落ちさせるとこがリーダーの役割だと言っています。
昨日のブログで説明した、命令・解説・援助です。
それ無くして、
「人の話をちゃんと聞けない人」の問題は、意識とかテクニックだけでは解決できないかもしれない。
と言うのは、まだ早すぎるのです。
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