2006年8月
この騒動の中、私たちは大変な思いをしてリンクスにだどりつきました。
テロは未遂であったので、後になって振り返ると「不幸中の幸い」と考えることもできます。
しかし、当時は情報も少なく、皆疑心暗鬼の状態でした。
成田で海外旅行保険をかけるときも、
「これは保険じゃなくて、投資になってしまうのではないか??」
という疑念が頭を占領していました。
初日
別便でロンドンに到着した義弟の荷物が行方不明 (義弟はカリフォルニアからロンドンに直行)
BA(英国航空)と根気良く交渉、ホテルを確保
宿泊費はBA持ちを勝ち取る
テロ騒ぎで暗中模索の中、それぞれの家族を含め緊張の極致
電話で家族へ説明しても不安は払拭できず
翌日のレンタカーを借り、ホテルでの安眠も確保
私がメンバーのうち二人に「スコットランドのリンクスでプレイしよう」
と話を持ちかけたのは、この3年ほど前になリます。
誰も異論なく即決でした。
この時から、
「セントアンドリュースでゴルフをすることが4人の共通の強い目的=>ゴール
この3年間顔を合わせる度に、スコットランドの話題に花が咲き、臨場感は高まっていきました。
そして、約半年前に私が具体的な旅程を作成すると、臨場感はさらに高まりました。
メンバーのうち、義弟はイングランドに駐在経験があり、
この時はアメリカのカリフォルニアから直行することになっていました。
実は私はイングランドには、義弟家族を訪ねて行った経験がありましたが、
スコットランドはこの時が初めてでしたので、彼に同行を頼んだのでした。
つまり個人のエフィカシー(ゴール達成のための自己能力の自己評価)を、
集団のコレクティブエフィカシーに代えて、更に経験者のパワーをを加えたのでした。
全員のゴールへの臨場感はピークに達していました。それにコレクティブエフィカシー
も十分高まっていました。
しかし、降って沸いたようなテロ騒ぎ。
各々の心は、不安な気持ちが喉から飛び出してきそうなほどになり、
エフィカシーも急降下してしまいました。
BAとの交渉の後、レンタカーを予約して、BAが予約してくれたホテルに入ると、各人は少しづつ落ち着きを取り戻していきました。
日本を出発してから15時間が過ぎていました。
その夕食の席、何にも勝るご褒美が舞い込みました。
オールドコースのバロット(抽選)に見事当選。
皆、この知らせを聞いて緊張もすっかりなくなり、
翌日のゴルフのことを考える余裕もでてきました。
翌日
荷物は朝になっても出てこなかった (カビの生えたキャディバッグが1ヶ月後に カリフォルニアに届いた)
余分にかかった費用はB Aに後日請求することとしロンドンを出発
途中で、義弟の衣類などを調達しながら北上
夕方(とは言っても現地の夏は長い)目指すホテルに無事到着
まさに2日目は臨機応変にアイデアが生まれ、Invent on the wayの1日でした。
この続きは後日配信予定です。
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