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スコトーマ(心理的盲点)は、見つけては外し、見つけては外しを繰り返しましょう。


私がクラブを作ってもらったり、スイングを見てもらったりしている師匠が、横須賀の大谷部というところで、ハミングバード・スポルテ(HBS)という名前のお店を営んでいます。


悶絶はすでに6年も続いていました。

「もうやめたい、元に戻したい」と意を決して師匠に伝えました。

返ってきた答えは、「もう元へは戻れません」

 

昨日の最終ホールのセカンドショットは、ドライビングレンジでの最高のショットの感覚を実感しました。

悶絶クラブの、シャフトがヘッドを押してくれる効果を十分に発揮できたスイングでした。

高く上げる分、距離が足りなくなるので、1番手上げましたが、イメージ通りに打つことができました。


インパクトの瞬間の心地の良い感覚を、言葉でお伝えできないのが残念です。


手前の、5メートルの松の木をはるかに超えて、グリーンに届き、ピンに寄っていきました。

このバーディの映像は、私の脳の中で、ことあるごとに浮かんでくる記憶映像になっています。


タイトルの下に書いてある、「悶絶はすでに6年も続いていました」というのは、2015年のことです。

実は、スコアのレベルでは、それからも納得のいくようなスコアは出ていないのです。

70台のスコアは、すっかり幻になってしまいました。


でも、スイングに余計な心配をしなくて良くなった分、アプローチやパッティングに集中できるようになりましたので、最近では自分の趣味のゴールに数歩も、近づいていることを実感しています。


私は認知科学の勉強を始めて、コーチの認定をもらい、

マインドの使い方のプロになりました。


それ以降、心身両面でもう一度ゴルフをリスタートした気持ちでやっているところです。


ゴールを人に打ち明けないことが、コーチングの基本なので、内緒ですが、70歳代の前半が区切りになります。(これだけ書いて仕舞えば、私のゴールはお分かりだと思います。)


ゴールを打ち明けた時に、ドリームキラーにブレーキをかけられないために、「ゴールは人に言うな」と言う基本がありますが、今の私にドリームキラーは存在しません。



技術的には、HBSで教えてもらったことを反芻しながら、自分の脳に溜まってしまった、


スコトーマ(心理的盲点)を、見つけては外し、見つけては外しの繰り返しです。


現在流行のスイングは、ショルダーストロークです。

つまり振り子の動きをスイングの基本コンセプトにする振り方で、殆ど全てのプロゴルファーが採用しているので、ほとんどのアマチュアゴルファーが理屈抜きに信奉しているスイングです。


それに対し、絶滅寸前ですが、「刷毛塗り」というコンセプトがあります。


日曜大工で、刷毛を使ってペンキを塗ることがあると思います。


「刷毛の動きってどんな動きだったっけ?」と思っている方は、

下の写真を見ながら、思い出してしてください。


右利きの人が、刷毛を使って茶色の塗料を木に塗っています。


今、左から右に刷毛を動かそうとしています。この時には刷毛の束になっている毛の部分の右側を、木に当てながら右方向に動かしています。


ちょっと先、人差し指の上あたりに木のこぶしが見えますが、あのあたりが折り返し点です。

折り返すときには、刷毛の使い方がどう変わるでしょう?

  1. 今と同じ角度で、毛の部分を先にしてこちら、左方向に戻ってくる

  2. 刷毛の先の部分を木に当てながら戻ってくる

  3. 刷毛をひっくり返して、柄の部分を先にして左方向に戻ってくる

 ペンキ塗りを経験された方はお分かりだと思いますが、大抵3の方法を無意識にやるはずです。


悶絶打法は、振り子打法(ショルダーストローク)に対して、ベーシックな部分が大きく異なります。


これが若い頃から私は、ショルダーストロークをマスターしてしまいました。

私の無意識には、振り子の動きのイメージが強く刻まれています。


プロのトーナメントに行って、「プロのスイングを盗んでやろう」とじっくり観察しても、

私の無意識には、「スイング=振り子」の思い込みがあります。


ですから、振り子のイメージしか頭に入ってきません。


脳の前頭葉の意識的な部分でも、そう信じて疑っていません。


脳は、知っている事しか見ないようにできています。


新しいコンセプトを教えてもらっても、脳が、マインドが、内部表現が(全て同じですが)寄ってたかって、否定しようとします。


HBSの師匠が私に悶絶クラブを勧めてくれたのは、50歳になった私が、

「最近当たらなくなってきた」とぼやいたからでした。


50歳になって、若い頃と比較して筋肉が衰えたから、それまでのスペックのクラブでは、当たらなくなってきたということを見抜いたからだったのです。


まあ。、見抜くとかなんとか難しいことではなく、師匠にとってみれば、50歳になった人の典型的な筋力の衰えからくる症状がスイングに現れたということで、「当然ですよ」ということだったのです。


私からしてみれば、少し前まで絶好調でした。80代のスコアを叩いてしまうと、物凄く悔しくて情けない思いが、頭の中に充満するくらい、当時は自信がありました。


ですから、当時の私は筋肉の衰えなどを原因として、考えつくはずもありませんでした。

この現象もスコトーマによるものです。


認知科学的に「スコトーマを外すには、現状の外にゴールを設定すること」が解決策なのです。

今回は、この部分はあまり触れません。


当時の私は、漠然とエイジシュートに憧れていました。

今振り返ると、この想いがあったので、悶絶に耐えながらここまで続けることができたのだと思います。




刷毛塗りに戻ります。


先ほどの写真でイメージを掴んでいただけたと思いますが、ゴルフスイングの基本コンセプトが、「刷毛塗り」の動作なのです。


しかし、この理論をスコトーマに邪魔されて、なかなか理解できなかったということでした。


行きは、刷毛を右側の面を対象物に向けながら、右方向に向かって移動させます。

クラブも、行きは(右利きの場合)フェースの裏面を地面に向けながら、右方向に向かって移動させます。


帰りは、刷毛は、左側の面を対象物に向けながら、左方向に向かって移動させます。

クラブも、行きは(右利きの場合)フェース面を地面に向けながら、左方向に向かって移動させます。


*クラブに関する表現は、イメージです。クラブでペンキを塗るわけではありませんので、地面につけたまま左右に動かすことはしません。


これだけでアプローチの基本ができます。

私もこの動作は直接教えていただいたので、すぐにできるようになり、アプローチが格段に上達しました。


しかし、この頃はまだ、刷毛の毛の部分のイメージしか理解していなかったのです。

一部のイメージだけを理解したに過ぎませんでした。


無意識も、前頭葉もこの感覚だけを理解したに過ぎませんでした。


しばらくすると、アプローチの感覚が少しおかしくなってきました。

もう一度教えの原点に帰って、刷毛塗りを想像してみました。


そうすると、自分が刷毛の毛の部分の動きしか意識できていなかったことに気づきました。


原点に帰って考える行為は、ゴールがあるからこそです。

ゴールが現状の外に設定してあるので、コンフォートゾーンには答えがありません。


必然的に、コンフォートゾーンの外側の情報を探しに行きます。これは本能的な脳の活動です。

いくら唸っても、意味はありませんが、現状の外を探しに行く意識を持つだけで、新たな情報を掴むことができるようになります。


必要な情報は、自分の周りに転がっています。この時の私にも、師匠の的確な教えがあったのに、それに気づいていませんでした。


刷毛塗りスイングの基本部分を理解したのは良かったのですが、ヘッドの部分、刷毛でいう毛の部分にしか意識が入っていなかったことに気がつきました。


私としては、大発見でした。大事なのは、柄の部分でした。

そこで、師匠のブログを読んでみると、「グリップを動かすからヘッドが動く」と書いてあることが、脳に飛び込んでくるではないですか?


RASが開いたのです。


RAS(Reticular Activating System:網様体賦活系)脳の活動を軽減するために、余分な情報をシャットダウンする機能。


ゴルフスイングは、奥が深いものだと最近になって強く思っています。


この後も、スコトーマを外して外して外しぬいた事例をご紹介していきます。



 

このブログを読んでくださる方々へ、


私は、自分の好きなゴルフを題材にマインドの使い方を説明しています。

このブログは、できるだけ抽象度を上げて、読んでいただければ幸いです。


抽象度とは、分析哲学でLevels of Abstractionといい、苫米地博士が「抽象度」という用語を日本に紹介しました。最近では、かなり頻繁に使われるようになっています。


一つ高い視点で読んでください。

ビルの屋上から、下の風景を見るように、登山して、清々しい気分を味わいながら、下界を見るようにすることで、あなたに的確のヒントが見つかるはずです。


カイゼンの横展も同じです。人のカイゼン事例を聞いて、「俺には関係ねえ!」とするか、「なるほど、わかった!このエッセンスを真似してみよう!」とするかが、頂上に行き着くかどうかの分かれ道です。


現状のコンフォートゾーンを抜け出した、ゴールを設定することです。

一人でやるより、認定コーチがそばにいるだけで、早期に設定できます。





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