(認知科学)コーチングでは、無意識を書き換えることがゴール達成の有力な手段です。
私は「意識の研究」を勉強することによって、無意識の書き換えの方法などのコーチング理論に加えて、私なりのやり方を考えていきたいと思っています。
この一連のブログ記事は、私の勉強ノートです。
前回は「変化盲=非注意性盲目」の実験ついての話でしたが、この実験には、問題があるようです。
非注意というのは非常に不安定な現象です。
何も知らない被験者のほとんどは、
最初のトライアルの時に、大きな変化でさえ見落としても、 少しでも実験的な操作があるということに気づけば、用心深くなります。
ひとたび警戒してしまうと、当然ですが被験者は変化に気づきやすくなります。
そうなると、被験者が変化を見ていないと報告したとしても、 それをを証明するのは、科学者にとって非常に困難になります。
トライアルごとにいちいち質問した場合、それによって実験が遅らされ、 その時点で被験者を警戒させてしまいます。
すべてのトライアルが終わってから質問すると、今度は忘却が問題になってしまいます。
数分も経過するだけで、被験者は気づいたことを過小評価するようになるかもしれません。
被験者はつねに場面全体に気づいているが、単にその詳細のほとんどを記憶に残せないだけだと主張する研究者もいます。
変化盲は、気づきの欠如のためではなく、古いシーンと新しいシーンを比較する能力を欠くことで起こることです。
ひとたび動きの手がかりが除去されると、一秒の遅延によってさえ、脳が二つの絵を比較することは困難になってしまいます。
そうすると被験者は、証拠がないので、何も変化していないと報告することになってしまいます。
完全に見ることのできない状況を作り出せば、この問題は解決できますが、「マスキング」、一般には「サブリミナルイメージ (subliminalimage)」という方法で見えないようにすることができるのです。
サブリミナルイメージとは、識閾下〔識闘とは意識が出現または消失する境界を指す)でいくら努力しても誰にも見えないイメージのことを指します。
イメージをかすかなものにすること ーー一般にイメージを著しく損なうため、脳の活動をほとんど引き起こしませんのであまり有効ではありません。
見えなくしたいイメージを別の二つのイメージのあいだにはさんでフラッシュすることーーーこれをサブリミナルイメージと言います
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