当時あなたの脳を覆っていた、スコトーマが消滅します。
いろいろなキッカケがありますが、あなたが現状を打破したい、脱皮したい、現状の外の世界に飛び出してみたいと思った時に出てくる言葉がでなくなります。
「そうは言ったって」
「そこまでやらなきゃいけないの?」
「自分は違う、そんな冒険はできない」
こんな言葉が絶えずあなたの脳の中を占領していませんか?
カイゼンも同じです。
現状をカエルことが、カイゼンですから、現状を肯定していては先に進むことができません。
私は元いた会社は嫌いではありません。たくさんの知見を勉強させてもらいました。
それも、自分が当時の自分の現状を否定し始めてからです。
「日本の製造業に元気になってもらうために、尽くす」ことが私の当時のビジョンでした。
それは今も変わりません。まだまだやっるべきことは残っています。
このビジョンを掲げたのが、2000年でした。
そこでRASが開き、必要な情報が私の脳に飛び込んできました。
自分が本当にやりたいことが見つかると、RASが開いて、それまで意識していなかった情報が、脳に飛び込んできます。
それまで、「カイゼンなんて、製造現場でやるもんでしょ?」
と考えていたことが、アファメーションも何もせずに、一切私の脳からこの考えは蒸発していしまいました。
それから、製造のカイゼンを勉強して、「カイゼンとは、付加価値打系すること」と言う言葉で表現することができるようになりました。
「日本を元気にする」と考えますと、もっと習得しておかねばならないことが見えてきます。それを次々に、勉強して行きました。
これらは、意識としては、1から勉強を始める感覚なのですが、このビジョンを思い立つ以前から会社生活で、無意識に蓄積してあったことが、次々と意識に昇ってくるのです。
そして、会社のことだけではなく、日本のものづくりの実体は、具体的にはどうなってkるのかな?と言う疑問が、意識に上がるや否やと言うタイミングで、異業種カイゼンを進める部署のリーダーになるようにという事例をもらいました。
この辺りが今でも不思議な縁だと思っています。
ゴール達成を予感した一瞬でした。
「世の中は関係で成り立っている」
と言うことも実感させていただきました。
会社側の方針は、(TQM推進部)と言う同じ部署に10年も在籍しているとは、なんと言うことか? はけしからん!と言うことでした。
私が好きで同じ部署に永くいたわけではありませんが、うまく私の追い求めている世界に会社の方針がマッチしてしまったのです。
私としては、これを待っていました。
ここで、社外の異業種のカイゼンを勉強し、独立してからは、製造現場だけではなく、製品開発のプロセス改善にも精通することができました。
さらに、この製造から製品開発という流れは、物理空間から情報空間へのカイゼンの適用ということであったのです。
人類の歴史が進むにつれて、いろいろなことが進化してきました。
もはや、物理空間だけでは済まなくなっていて、情報空間が人類の歴史の大きな部分を占めるに至っています。
私は、認知科学に出会いました。
まさにこの情報空間である、人間の脳の認知機能について研究する分野です。
心理学が古臭くなって、哲学や脳科学やAIの研究が交流して生まれた、認知科学です。
認知科学を勉強すればするほど、カイゼンが歩んできた道と大きく重なります。
ムダ取りは製造の物理空間だけのものかというと、付加価値、要るものの逆がムダですから、情報空間でもまさに同じ考え方で通用します。
少し、上位概念で考えればわかることです。
KaizenYourFutureという言葉もここから生まれてきました。
未来は、人の脳の中にあるものです。
過去は過ぎてしまったことなので、余計な感傷に浸ったり、惜しんだりするのは時間の無駄です。
未来が今の私たちに向かって流れてくるのです。
その未来は、まだ決まったものではありません。
あなたが、あなたの未来を今からカイゼンすることができるのです。
未来はあなたの頭の中で作るものなのです。
今、漠然とながらも、運命のように感じている未来を表に出して、変えてしまいましょう。
そうれができると、スコトーマが消え去り、RASが開いてやるべきことが見えてきます。
これが、 KaizenYourFuture なのです。
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