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キャデイさんを人事ローレーションする 会社経営の手法


スコットランでゴルフをプレイするとき、手引きのカートを借りることが多いのですが、時々現地のキャディさんを雇うことがあります。


Covid19以降彼の地を訪れていませんので、相場がどうなっているのか確認はしていませんが、£60+Tipが普通のようです。


もちろん私一人が、一人のキャディさんを雇うという形になります。1対1です。


日本では、我々のレベルではキャディさんを雇うという感覚ではなく、人組一人のハウスキャディさんに帯同してもらうことになります。


最近は、ハウスキャディさんのいるゴルフ場は少数派になってきています。


私が会員になっている太平洋クラブでは、18コースありますが、その中でも必ずキャディさんがつくコースと、希望すればキャディさんについてもらえるコースがあり、さまざまです。


太平洋クラブでは、毎年新卒の学生を定期的に採用しています。


今年も4月から新入社員が入社して、私が頻繁に通っている、八千代コースにも研修生が入っていて、時々私の組にも先輩の教官と一緒に研修生がつくことがあります。


7月にもなると、研修生もかなりレベルが上がってきていて、教官が何も指示せずに背後で評価だけしている光景を見ることもあります。


キャディさんは、プレイヤーがミスをして落ち込んでいる時に、一緒になって陰気になってもらったのでは困ります。


パットのラインを正確に読んでくれるより、ボールの行方をしっかりしっかり見ていて貰えるより、私はプレーヤーの気持ちを前向きにしてくれるようなキャディさんが望ましいと思っています。



八千代コースは、太平洋クラブ傘下で、開場3年目になります。そのせいか比較的若い方が多いように感じます。みんな明るくぴちぴちとしています。


OJTでの研修が功を奏してか、私の評価基準で見て、レベルの高い方が揃っているようです。


7月の中旬のある日、よく一緒に同伴させていただくメンバーの方々と一緒にラウンドしていた時に、ティーグラウンドでの雑談が始まりました。


こういう時には、研修生が話題になることが常ですが、この時も、例外にもれず、「小林さん(仮名)は、どこの出身なの?」とメンバーの一人が訪ねました。女性の研修生です。


「関西です。」

「親元を離れて、寂しいでしょう?」


「それが、今週末に私の父が八千代にプレイしに来るんです。」

「父兄参観か、緊張するね。」


などという会話の後に、

「関西の出身なのに、千葉のゴルフ場の仕事では、たびたび実家に帰ることもできないね。」と誰かが同情の言葉をかけました。


すると、教官から

「彼女は総合職で採用されたので、千葉に留まると決まっているわけでは無いのです。」という言葉が聞こえました。


この言葉に私は少し興味を持ちました。

「太平洋クラブも意外と人事制度がしっかりしてきたんだな」と感心しました。


10年以上前に、御殿場コースなどでは、地元の主婦の方がパートタイムでキャディを勤めたいたという記憶しかありませんでしたので、人事ローレーションなどの制度は、彼女らには歓迎されなかったと思います。


この総合職採用という言葉は、私の記憶に残りました。


 

話は今日7月下旬に飛びます。


最近私は、ゴルフの予約をする時には、前日に天気予報を確認してから、コースの予約をするようにしています。


前日の時点での天気予報が、曇りで少し雨の確率が高めでしたが、2mmくらいの降水量の予報でしたので、八千代コースに電話して見ました。


すると、朝早めの時間に空きがなかったので一旦断り、相模コースに電話したところ、トップスタートと2番スタートがスルーでプレイできて、どちらも空きがあるということでしたので、予約しました。


朝3時過ぎに目が覚めた時に、雨の音が聞こえていました。

それから出発する5時までに、雨脚がどんどん強くなり、心配になってもう一度天気予報を確認したところ、せいぜい2mmの降水量で、9時頃には雨は上がるという予報でした。


夏の雨なので、多少降られても暑気が紛れると思い、何の心配もせずにゴルフ場に向かいました。


ところが、スタート時点から小雨は降っていたのですが、4ホールまでプレイしたところで、雨が強くなってきました。


それだけでなく、遠くで、雷の音が聞こえ始めました。


ついに、ナビの画面に雷警報が表示されて、近くの避難小屋に駆け込むことになってしまいました。


20分ほど避難小屋に待機していましたが、クラブハウスから迎えの車が派遣されてきて、私たちは一旦クラブハウスに引き上げることになりました。


クラブハウスに引きあげたまでは良いのですが、雷の勢いは弱まる気配がありません。


レストランに上がっていきましたが、スタートを待つゴルファーの話し声が充満していて、落ち着くこともできそうにありませんので、すぐに一階に引き返しました。


ふと受付カウンターの上に、展示してある本に目が止まりました。


この本のことは、メンバーの間でも少し話題になっていて、私の無意識が蓄積していた、この本についての記憶が、私の意識に上がったようです。


雷がおさまるまで時間が測れませんので、暇つぶしにこの本を読んでみるかという気になりました。


そうは言ってもこの時、老眼鏡は持っていませんので、iPhoneのKibdleでフォントサイズを最大にして、読んでみました。



電子書籍はこういう時にすぐにダウンロードできるので便利です。


私はこの本の内容が太平洋クラブの宣伝が大半では無いかと多寡をくくっていたのですが、読んでみると意外と面白いビジネス書だったのです。


私が会社を退職した頃に、太平洋クラブは破綻してしまいました。


一時は、アコーディアグループに買収されるという話が出ていましたが、結果的にマルハンというパチンコ・スロットの業界No1の会社がスポンサーに決まりました。


私はまだ読んではいませんが、この時の経緯も1冊の書籍になって出版されています。


私はパチンコをしませんので、マルハンという会社にはあまり良い印象を持っていませんでした。


しかし、この本を読み始めてみると、(まだ、30%くらいまでしか読んでいませんが、)興味深い物語が隠れていることがわかったのです。


冒頭に説明したキャディさんの研修や人事ローテーション制度という仕組みが、太平洋クラブに根付いている理由も理解できたように思います。


太平洋クラブが破綻して、スポンサーが決定するまでの間は、表向きは普通にプレイを楽しんでいましたが、舞台裏では荒んだ状況だったようです。


当時マルハンの副社長が、太平洋クラブの社長となり、マルハンでやってきた業界のイメージを変えるという経験を活かして、着実に経営の立て直しをされてきたようです。


人材の一新、八千代コースという新たなコースの買収、御殿場コースの改修など、私がメンバーとして直接変化を感じていることばかりか、人を大切にする経営を重視していたのです。


この書籍を読む前から、最近の太平洋クラブの従業員が明るくなったという印象を持っていました。

これは気のせいではなかったと思います。



私がプレイに出かけるコースはここ数年、千葉の八千代コース、市原コース、成田コース、地元神奈川の相模コース、御殿場コース、御殿場ウエストコースと、近場だけになってしまいましたが、北関東には御殿場コースより魅力的なコースもあります。


関西にも3コースあります。

また、海外の名門コースの数カ所と提携して、メンバー待遇でプレイできるようにもなっています。この施策はやはり新生太平洋クラブになってからのサービスです。


今日、相模コースで、ゴルフは途中で中止してしまいましたが、雷と雨に閉じ込められてたまたま目についた書籍の中で、意外な情報に出会うことができて、意義のある1日でした。


これからは、日和見は控えて本来のゴルフを楽しむようにしたいと思います。


最後に皆さんには、この書籍をビジネス書として読んでいただくことをお勧めします。

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