(認知科学)コーチングでは、無意識を書き換えることがゴール達成の有力な手段です。
私は「意識の研究」を勉強することによって、無意識の書き換えの方法などのコーチング理論に加えて、私なりのやり方を考えていきたいと思っています。
この一連のブログ記事は、私の勉強ノートです。
変化盲の実験についてのお話です。
絵の一部が消えてもその事実に気づかない実験
画面上で、数秒ごとに完全な絵と一部を削除した絵をわずかな空白期間をはさんで交互に表示させると、
●飛行機のエンジンが消えるなどの大きな変化でもどちらも同じ絵だと強く主張します。
人物が交替した事実に気づかない実験
ハーバード大学のキャンパスで、ある役者が通りかかった学生に方角を尋ねる。
しかし通りがかりの労働者によって、その会話は一時的に中断される。
二秒後に会話が再開したときには、役者は別の役者と入れ替わっている。
●二人の役者は髪型も服装も異なるのに、ほとんどの人は交替した事実に気づかない。
好みの女性の写真がすり替わっても気づかない実験
男性の被験者に、女性の顔が写った二枚のカードを見せ、どちらが好みかを尋ねる。
実験者は選ばれたカードを被験者に渡すが、裏向きにしたわずかのあいだに、
こっそりと二枚の位置を入れ替えて、被験者には、選択していないほうのカードが手渡されます。
●被験者の半分は入れ替えられた事実に気づかず、選んでいないカードについて、手元にある女性の顔のほうが、もう一方より魅力的だという理由をでっちあげる人もいました。
最後にこの動画をご覧ください。WHODUNNIT?
下記は動画を見てから読んでいただくことをお勧めします
名高いイギリスの探偵が、三人の容疑者を尋問し、最後にそのうちの一人を逮捕するシーンが描かれています。
何も疑わしいところはないように見えます。
ところが同じシーンを別のカメラで撮影した映像が流されると、視聴者は、実は無数の異常を見逃していたことに突然気づきます。
二回目の映像には、五人のアシスタントが家具を交換し、はく製のクマを鎧に置き換え、さらにはコートを着替え、手に持っている物を取り換えようとする俳優を手伝うところが撮影されており、一分にも満たない映像のなかで、二一点にのぼる目で確認可能な舞台装置が、入れ替えられていたことがわかります。
何も知らない視聴者は、それらをまったく見落としてしまうのです。
これらの実験から次のことがわかります。
注意の欠如は、意識からほとんどいかなるものも消し去ることができるため、意識的知覚と無意識的知覚の対比を調査するための基本的な手段として利用できるのです。
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