(認知科学)コーチングでは、無意識を書き換えることがゴール達成の有力な手段です。
私は「意識の研究」を勉強することによって、無意識の書き換えの方法などのコーチング理論に加えて、私なりのやり方を考えていきたいと思っています。
この一連のブログ記事は、私の勉強ノートです。
「両眼視野闘争」とは、両方の目に異なるイメージを見せると、脳内で奇妙な綱引きが起こるという、意識と無意識の対比に関してもっとも早くから利用されてきた現象の一つです。
意識は、私たちに備わっている両方の目がつねに動き回っているという事には影響されません。
脳は私たちに安定した三次元の世界を見せてくれますが、そのための複雑な作業をしていることを、私たちは自覚していません。
両方の目は、互いにわずかに異なる外界のイメージを受け取っているにもかかわらず、物が二重に見えたりはしません。
一般的に私たちは二つのイメージがあることに気づかず、単に一つの同質的な視覚野に融合されたものとして外界を見ています。
まさに片目が異常になっている、私の場合、
自分が正常だと思ってみている世界は、両目からの情報の双方を調整したあとの映像でした。これも今回新たな気づきでした。
それだけでなく脳は、ニつのイメージを相対的に変化させる、両目のあいだの空間を巧妙に利用します。
両目間の不一致を利用して対象物の奥行きを理解させ、立体感を見せてくれます。
右の図で、V1、V2領域における初期段階の視覚処理には錯視は認められません。
はほとんどのニューロンが両方のイメージを等しくコード化していました。
しかし皮質の高次レベルである、 IT(下側頭皮質)と STS(上側頭溝)における処理では、ほとんどの細胞は主観的な気づきに相関していました。
すなわちこれらの細胞の放電率は、どちらのイメージが主観的に見られているかを示します。意識的知覚は圧倒的に高次の連合皮質に依拠することがわかります。
(図内の数値%は、さまざまな脳領域におけるそのような細胞の割合)
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