「私がこんな不具合を出すはずがない!」を口癖に

私は昨年、9月11日のブログで、組織内に内在していた皆さんの思いを共有したお話をしました。

ベクトル合わせ


あの時は、部長の思いが、部員全員が日頃持っていた問題意識に火をつけました。

ある人は無意識だったかもしれませんが、間違いなく無意識にも火をつけました。


このブログの読者の皆さんは、その後この組織がどうなったと思いますか?


「一度火がついたかもしれないが、すぐに冷めてしまったんじゃないの?」

なんて、意地悪な推察をされていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。


暑くなった思いが、あっという間に冷めてしまうのは、皆さんも見慣れていると思います。


残念ながら、今回は違います。

そうかといって、順風満帆ではありません。

でも、確実にこの組織は前進しています。


もともと、この職場には標準書とチェックリストが存在していました。


しかし、長い間の習慣で、チェックリストで品質の確認をすることが、仕事の中の大事な部分を占めるようになってしまったのです。


不具合が起きてしまった→チェックはどうだったの?→チェックリストを確認

→確認項目が漏れていた→チェック項目追加


これが習慣となっていました。


この記事もお読みください。

チェックや検査が増えてしまうのは、やり方に自信がないから。安心賃なのです。


ベクトルがあったときは、全員「今のままではまずい!なんとか変えなけりゃ!」と思ったのです。その部分だけは見事に共有できたのですが、もう一つ重要なハードルが待っていました。


「標準作業で仕事をすることで、品質を良くする」という合言葉はある程度浸透しました。


そこで、しっかりとスケジュールを立てて、全員で力を合わせて標準書の見直しをやりました。その見直しの過程で、今までの標準書の問題はわかったつもりでいました。



しかし標準書がほぼ整備されてきたある時、「標準書とチェックリストの関係について」

議論したのですが、


「標準書って何?」

「標準書は見てません」

「チェックリストは、なくせない!」

というように、昔の口癖が多数の人の口から出てきたのです。




ベクトル合わせの時に、「品質不具合のない世界」をみんなのゴールにして、

標準書を作りながら、このゴールに向かって今までの習慣を変えて、「品質不具合のない世界が自分達の本来の居場所なんだ!」と習慣を行くつもりでしたが、まだ昔の習慣が抜けきれていなかったのです。


これをコーチングの考え方で、表現してみますと、

「品質不具合のない世界」にゴールを設定。

標準書を整備する過程で、正しい仕事のやり方をしている自分をビジュアライズすることで、全員のコンフォートゾーンを、

「品質不具合がたくさん出てしまう悪習慣の世界」→「品質不具合のない本来の世界」

に移行しようとしたのですが、これがまだ不十分であることがわかったということです。


この組織は、この活動を契機に職場の活動版を使って、ミーティングをすることが習慣になっています。

この時間をうまく使って、アファメーションをしていくことが、解決策です。


今までの、「標準書って何?」、「標準書は見てません」、「チェックリストは、なくせない!」というような口癖が出てこなくなるまで、ミーティングを根気よく続けていくことです。

「品質不具合のない世界」を自分たちが本来住む世界のイメージを全員の頭の中に、創造して、不具合が出たら、

「私がこんな不具合を出すはずがない!不具合の原因はなぜだろう?」

という口癖に変わる頃には、品質は安定していることでしょう。


あと一息です。

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