(認知科学)コーチングでは、無意識を書き換えることがゴール達成の有力な手段です。
私は「意識の研究」を勉強することによって、無意識の書き換えの方法などのコーチング理論に加えて、私なりのやり方を考えていきたいと思っています。
この一連のブログ記事は、私の勉強ノートです。
1990年代、認知心理学者は意識と無意識の状態の対比によって、意識を研究できることに気づきました。
画像、単語、あるいは動画さえ、見えないようにするやり方がわかってきたのです。
(この具体的な事例は、後日の記事になります)
脳の中では、画像、単語、動画などのイメージに何が起きているのでしょうか?
これを認知心理学者は、ネガポジの関係のように、無意識の能力や範囲を慎重に確定することで、意識の輪郭を浮き彫りにできる様になりました。
さらに脳画像法を導入することで、意識を形成する脳のメカニズムを研究するための堅実な実験基盤が出来上がりました。
実験者は、意識と無意識の最小の対比に焦点を絞って脳の変化を観察することで、意識、無意識両方の作用に認められる余分な脳の働きを切り捨て、
無意識のモードから意識のモードへの移行を示す脳の事象に集中できるようになりました。
私は 50代の頃、中心性網膜症という目の病気になって、今でも左目が歪んで見えるのですが、両目で見ると歪みがわからなくなります。反対の右目だけにすると左目と同じように歪んで見えます。
よく観察してみると左右の歪みが対象になっていて、お互いに補完しあっている様です。ですから両目では正常に見えるのです。右目は正常なのに、右目だけでみると歪んで見えるのです。
これは、脳内で無意識が見え方を調節しているのだと思いますが、
認知心理学が見つけた実験では、意識と無意識の小さな差を観察することで、両者の違いを明らかにしていくという方法をとっています。
今回は私の両目の協調についてを例にして少しお話ししましたが、
次回は「両目視野闘争」というテーマで進めていきます。
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