(認知科学)コーチングでは、無意識を書き換えることがゴール達成の有力な手段です。
私は「意識の研究」を勉強することによって、無意識の書き換えの方法などのコーチング理論に加えて、私なりのやり方を考えていきたいと思っています。
この一連のブログ記事は、私の勉強ノートです。
潜在意識にある情報は、受動的にわたしたちの意志とは関係なく、意識に上がっているのかどうかという疑問が湧いてきました。
もし受動的に意識に上がっているとすると、私たちは無意識に操られているということになってしまいます。そんなことは考えられません。
両眼視野闘争の実験で、この辺りがどこまで明らかになっているか、整理してみました。
争う二つのイメージを知覚する際、左右のイメージが交互に入れ替わるということですので、私たちはどちらかのを意志とは関係なく、受動的に認識しているように思えます。
しかし実験の結果、
私たちが注意を向ける方のイメージを、強く認識することがわかっています。
自分が注意することを認識できているようです。少し、ホッとしました。😅
ミネソタ大学のパン・チャンらは、これを明らかにするためには、二つのイメージが競い合っているか否かを示す脳の徴候を見つけ出せばよいことに気づきました。
彼らはすでに、両眼視野闘争が続くあいだ、いずれかのイメージに反応してニューロンが交互に発火することを知っていましたので、特定のリズムで明滅させることで各イメージを標識づける、「周波数標識法」と呼ばれる技術を使いました。
二つの異なる周波数標識は、頭部に装着した電極を通して記録される脳波図によって拾われます。
両眼視野闘争が続くあいだ、一方の振動が強ければ、他方は弱くなることがわかりました。(左図はイメージです)
これによって、同時には一つのイメージしか見えていないということを明らかにしました。
しかし被験者が注意をしていないときには、これらの競合は停止し、二つの標識は別々に生じます。
注意しなくなると、両目の闘争状態がなくなります。
こうして両眼視野闘争は私たちが注意するかどうか、意志によって選択されていることがわかりました。
意識的な注意がなくなると、二つのイメージは競い合うことはありません。
目だけではなく、他のモーダルチャンネルからもたくさんの情報が脳に届きます。
それを意識する・意識に上げるのは、自分の注意(意志)が拾い上げているということがわかりました。
Comments